東急東横線大倉山駅を降りて徒歩10分、師岡(もろおか)熊野神社(諸岡町)は
関東における熊野信仰の拠点として、社伝によると1287年余の由緒を誇ります。
同社には数多くの古神事が伝えられていますが、その中でも有名な筒粥神事(つつがゆしんじ)が毎年1月14日に行われます。
御粥(おかゆ)を用いた年占(としうら)の神事は、小正月(こしょうがつ)
の行事として全国各地に伝わっていますが、師岡熊野神社の筒粥神事は
天暦(てんりゃく)3年(949)より毎年行われており、今年で1061回
を数えます。
儀式は古式にのっとり、境内に据えた大釜の中に、玄米と本殿裏の「の」の池から汲んだ水、
鶴見川の河川敷から刈り取ったヨシの茎27本、五つ葉のナギ(御神木)
の葉を入れ、早朝から粥を炊きます。
炊きあがると、祝詞をささげ、釜の中からヨシを取り出し、本殿に運びます。
そして、氏子総代の立ち会いのもとで宮司さんが釜の中からヨシの筒を一本ずつ割って、
その中に粥がどのくらい入っていたかを調べます。
占うのは、大麦、小麦、早稲(わせ)・中手(なかて)・奥(おく)の
米から始まって、ひえ、粟(あわ)、大豆(だいず)、小豆(しょうず、あずき)、
大角豆(だいかくず、ささげ)、ふんどう(緑豆)、あさ(麻)、な(菜)、
大根、荏(え、えごま)、ごま、きび、いも、そば、霜粟(しもあわ、晩生の粟)、
夕顔(ゆうがお、かんぴょう)、かいこ、茶の各種農作物の作柄です。
かつては農村地帯であったこの辺りの当時の生活が忍ばれます。
そして、日、雨、風と続き、最後は「世の中」まで、その年の吉凶を占います。
神事が終わると、直会(なおらい)として、お粥が参会者に振る舞われます。
神様の神意が入ったお粥ですから、これをいただくと、その年は風邪を引かないと言い伝えられています。
園長もお粥をいただきました。
「熊野牛王神符」、「牛王宝印(牛玉宝印)」、「烏牛王」、「おからすさん」などと呼ばれる。
一般的な神札と違って一枚ものの和紙の上に墨と木版で手刷りされ、
朱印を押したもので、デザインには多くの烏が用いられる(烏文字)。
戦国時代になると、大名同士の誓約に牛王符が用いられるようになった。
豊臣秀吉の臨終が近くなったとき、徳川家康をはじめとする五大老、五奉行に
に起請文を書かせ、ここに豊臣秀頼に対する忠誠を誓約させている。
赤穂浪士も討ち入りを前に熊野牛王符に誓約したとされる。
高杉晋作が作ったとされる都都逸、「三千世界の烏を殺し、ぬしと朝寝がしてみたい」は
熊野牛王符にまつわる伝説を念頭に作られたと考えられている。
その「熊野牛王符」も年に1回この日にいただけます。
当然園長も!!
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