これでは獣医を信頼できない!!愛犬を長生きさせたいのに!! ( 2010/10/15 )
犬が皮膚病になって、原因が特定できないと、血液検査を勧められて、検査の結果で療法食が決められて、薬用シャンプーと塗り薬や服用の薬品などで治療を受けることが多いようです。
しかし、血液検査でアレルギーが特定できるといわれたり、アトピーの原因になる有害物質の公的検査も受けていない療法食、人間の手が炎症を起こすような薬用シャンプーに、疑問を感じている飼主さんも増えています。
また、皮膚病がすっかり慢性化してステロイドなどの副作用に悩んでいる飼主さんも増えています。
医療で信頼関係が築けるのは、医師側が症状の説明、診断理由、治療方針、医薬品の作用や副作用などの説明を患者側にして、患者側がその説明に納得して治療を受けることといわれています。
残念ながら、獣医が飼主さんに丁寧に説明をする、飼主さんが納得してから治療をおこなうという行為が不十分になっているのではないでしょうか。
●アレルギー検査
Q アレルギー検査で、食物のアレルゲンも特定できるといわれたが…。
人間では、血液の検査で、食物のアレルギー源を特定することはできないので、参考程度といわれています。
血液検査で特定できたら、除去試験や負荷試験、バッジテストなどをする必要はないわけです。
また、獣医さんでも皮膚科の専門医では、同じように血液検査でアレルギー源を特定できないといっています。
また、同じ検査を2回した犬で、全く違った検査結果がでた犬がいること、検査でアレルゲンといわれた食材を使ったドッグフードを食べても全く発症しない犬が多いことなどからも、血液検査だけでアレルゲンを特定できないことがわかります。
このような血液検査でアレルゲンを特定できるといわれたときには、その科学的根拠を聞いてみたらどうでしょうか。
また、血液検査の結果を、どう生かすのかが説明もされていないことも問題があります。
現状では、血液検査の結果で、アレルギー療法食の種類を決めるためにあるようで、検査の目的が療法食の販売にあると、いわれてもしょうがない部分が多くあります。
●アレルギー用療法食
Q アレルギー用療法食にして、他のものは一切食べないようにいわれたが・・・。
アレルギー用療法食は、原材料を限定して使っているドッグフードです。
アレルギーと同じような症状になるアトピーは、農薬や合成添加剤などの有害物質によっておきますが、このような有害物質が少ないことを療法食では実証していません。
療法食は、普通のドッグフードメーカーが製造しているドッグフードで、政府関係省庁などで公的に安全性や効果を認定しているわけではありません。
したがって、動物病院で販売しているから安全でもなく、価格が高いから安全であるわけではありません。
獣医は、食事を制限するように言う前に、療法食の安全性を政府関係省庁や検査機関の証明書などで飼い主さんに安全であることを説明をして、飼い主さんを納得させることが先決ではないでしょうか。
療法食以外、一切食べないようにいっておきながら、療法食がBHAやエトキシキンなどの合成酸化防止剤を使っていたり、人間用食材を使った証明がない、農薬の検査もしていないのでは、犬の体内に有害物質が蓄積する一方にになります。
犬に病気が多いのは、人間並みの安全な材料を使って、安全につくられたドッグフードが極端に少ないこと、犬は体重あたりの食べる量が多いのでドッグフードに含まれる有害物質が蓄積しやすいからといわれています。
Q 療法食にしないと獣医さんに怒られる、悪いのではないか?
A 上記のような安全性を獣医が具体的に説明できないとしたら、怒られようと、何しようと、安全なドッグフードを探すか、手作り食にするのが、愛犬の健康のために必要なことではないでしょうか。
そもそも、獣医が、安全性も確認しないで療法食を販売していたり、栄養学の知識もないのに栄養バランスやドッグフードのアドバイスすることは、あってはいけないことです。
人間の病院では、担当の医師ではなく、管理栄養士さんが専門的に栄養バランスや献立をアドバイスします。
日本の獣医で、犬の栄養学の専門的な知識がある人は、ごく少数なのではないでしょうか。
●薬用シャンプー シャンプーをするたびに皮膚が悪化している? シャンプーを勝手にかえると怒られる、悪いのではないか? ●薬品 何の薬なのか、副作用の説明も聞いていない。
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