ソニー損保、愛犬・愛猫の食事に関する調査結果を発表
http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=267502&lindID=5
犬か猫を飼っている18歳〜59歳の男女1,000名対象のアンケート結果
(犬を飼っている500名、猫を飼っている500名)
「飼い主と同じ食べ物」は犬12.6%、猫5.6%、
「手作りのペットフード」は犬10.8%、猫5.8%、
家の外で犬を飼っている人(160名)では、
「飼い主と同じ食べ物」が18.1%と、2割弱の人が愛犬に人間と
同じものを与えていることがわかりました。
世界中を見渡しても、いまだに「犬」という動物の栄養学についての
正式な文献というものは今のところ存在していないってご存知ですか?
唯一あるのはAAFCO(米国飼料検査官協会)が発行している
「栄養基準」と呼ばれる物だけです。
つまり、犬の栄養学というものはまだまだ確立していないようです。
犬という動物はチワワなどの超小型犬からセントバーナードなどの
超大型犬までのいろんな犬種がいるのです。
(全世界中で400種類以上と言われてます)
同一動物でこれほどの種類と体重差がある生き物は地球上で犬だけです。
それぞれに必要な完璧な栄養基準はまだ不透明な部分が多いのです。
『まさか?』と思うでしょうが、事実なのです。
日本人の『成人男性に必要な栄養素』と呼ばれるものだけでも、
数年毎に見直しがされ、その都度基準値がころころ変わっています。
同じ人間でも欧米人と日本人でも民族上の食生活の違いにより、
腸の長さすら違うのはご存知でしょう。
人間の栄養学基準値でさえまだ不解明な部分が多く、世界的な基準すら
明確でない今日に、「犬の完全な栄養学」なるものは存在していない。
そんなレシピで大丈夫??
市販のペットフードをどこで購入しているか複数回答で聞いたところ、
犬を飼っている人で最も多かったのは
「ホームセンター」で74.5%、「ペットショップ」32.0%、
「スーパー」29.9%、「ドラッグストア」20.8%、
ホームセンターが人気となっており、品ぞろえの豊富さに加え、
駐車場が完備されていることが多いため、ペットフードを運びやすい
といった理由が影響しているのではないかと推測されます。
便利だからと「ゴミの集積物」を買わなくても
粗悪なものと良質なものとの品質の差は、天と地ほど違うのです。
スーパーなどの量販店向けのフードが今でも売れている理由は、
・「ドッグフードって書いてあるから大丈夫」
・「犬のエサなんか何でもいい」
・「安けりゃ何でもいい」
・「フードのことはよく分からないからとりあず...」
・「昔から知ってるから」
・「コマーシャルで見るから」
という飼い主の支持(?)があるからです。
購入者がいるからフードメーカーは製造販売するのです。
誰も買わないドッグフードなど誰も作りません。
インターネットの普及で、誰でも簡単にドッグフードの実態を知ること
が可能になった現在、本当のナチュラルフードを求める飼主が増えてきています。
スーパーなどの量販店で販売されているドッグフードを食べているから
といって、全ての愛犬が体調を壊したり、病気になるわけではありませんし、
すぐ死ぬこともありません。
しかし、確実に愛犬の体の中で、吸収されない合成の栄養素や、
毒に近い添加物、有害な着色料、などの化学物質があらゆる臓器を
じわじわと蝕んでゆくのです。
原材料の欄は一応見ていたが、よくわからずフードを選んでいたという飼い主さんが多く、
酸化防止剤というのも併記はされているので薬品であるというのは、
わかると思いますが、安全な量でしょと思っている飼主さんや、
「いいフード・安全な高品質フード・獣医さんも薦める・食品基準内
だから」と説明されたからという人もいらっしゃいます。
なにを選ぶか、なにを食べさせるかは、もちろん飼主さんの自由。
知らずに選ぶのと知ってて選ぶのは意味が違うと思います。