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『ペットフード産業』の闇 総合栄養食を過信しない
Health food for dogs
dog food



総合栄養食を過信しない

世界中を見渡しても、いまだに「犬」という動物の栄養学についての正式な文献というものは今のところ存在していないってご存知ですか?

唯一あるのはAAFCO(米国飼料検査官協会)が発行している「栄養基準」と呼ばれる物だけです。

つまり、犬の栄養学というものはまだまだ確立していないようです。

犬という動物はチワワなどの超小型犬からセントバーナードなどの超大型犬までのいろんな犬種がいるのです。
(全世界中で400種類以上と言われてます)

同一動物でこれほどの種類と体重差がある生き物は地球上で犬だけです。

体重差が70kg以上にもなる「犬」という同一動物に対し、それぞれに必要な完璧な栄養基準はまだ不透明な部分が多いのです。

『まさか?』と思うでしょうが、事実なのです。

日本人の『成人男性に必要な栄養素』と呼ばれるものだけでも、数年毎に見直しがされ、その都度基準値がころころ変わっています。

同じ人間でも欧米人と日本人でも民族上の食生活の違いにより、腸の長さすら違うのはご存知でしょう。

日本人が欧米人の食生活に近くなった今日、そもそもの身体の作りが違うために色んな臓器に負担がかかり、生活習慣病などの温床となっていることが分かってきているのです。

人間の栄養学基準値でさえまだ不解明な部分が多く、世界的な基準すら明確でない今日に、「犬の完全な栄養学」なるものは存在していない。

という意見が最近では常識になりつつあるそうです。

さらに、「総合栄養食」とパッケージに表示されているドッグフードは数多くありますが、今の日本ではどのようにして「総合栄養食」と認められているかご存知でしょうか?

実はどうしようもなくいい加減な取り決めで行われているのです。

・1つは完成したドッグフードを実際に約半年間犬に与え、問題がなければOK。
・もう1つは、実際にはドッグフードを与えずに完成したドッグフードに含まれている科学的な数字だけの栄養分を参照して、基準値内であればそれだけでOK。

というものです。

前者ではたった半年間の給与試験しか行わないのです。

後者ではたったの一度も実際に与えなくてもいいのです。

『このフードはペットフード公正取引協議会の分析試験の結果総合栄養食であることが認められています』という表示のあるドッグフードは、一度たりとも犬に食べさせたことがないまま流通しているフードかもしれません。

『総合栄養食』という表示があるからといって安心するのはちょっと危険です。

人間用の総合栄養食すら無いのに...

私たち人間界でも、最近になって注目される栄養素や食品がテレビで取り上げられ、その栄養素が『100年に一度の栄養学的発見!』とか騒がれている時代です。

例えば、乳幼児用・幼児期用・思春期用・成人用とライフステージに合わせた「総合栄養食」と書かれた食品がスーパーの棚に並んでいることなど想像できません。

ましてや日本人専用?アメリカ人専用?イタリア人専用?そんなものどこにもありません。

なのに、なぜか犬にはチワワ専用・ダックス専用・ヨーキー専用という総合栄養食が存在します。

仮に、「総合栄養食」というものが本当に優れた物だったと仮定して、なぜこんなにも値段にバラつきがあるのでしょうか?

5kgで300円のものあれば、1kgで2000円くらいするのもあります。

5kg300円(1kgあたり60円)の超低価格のドッグフードと1kg当たり2000円のドッグフードが同じ「総合栄養食」というのは正直矛盾を感じてしまいます。

そもそも私たちの周りに1kg60円で栄養バランスが考えられた食品など存在しているでしょうか?

いまだ完全な生体系すら分かっていない「犬」という動物に対しての「完全なる総合栄養食」など、まだこの世に存在していないのです。

総合栄養食を食べて栄養失調?栄養過多??

昔は犬のゴハンと言えばおかずの残り、いわゆる「残飯」がメインでした。

それが、日本では1960年代にペットフードというものが発売され、『残飯よりも経済的で栄養価が高い』とのキャッチコピーで対残飯戦略が始まりました。

そのうち犬にも栄養バランスが大切という風潮から、オーナーたちの注目を集めるようになり、今日のペットフードブームに至るわけです。


「食べがいい」イコール「いいフード」というイメージ?

喜んで食べてくれるから美味しいんだろう...

そう思うのは人の心理として当然ですが、そんな「食べっぷりがいい=いいフード」という風潮を巻き起こしたのはフードメーカーです。

ペットの健康など度外視した「食いつきの良さ」ばかりが追求され、そうして出来たフードを食べ続けてきた愛犬たちは今、栄養バランスが極端に悪い状態にあり、極度の栄養失調を起こしていたり、逆に栄養が極端に偏りすぎて健康を害し、苦しんでいるのです。

そんな健康に悪影響を与えるドッグフードも『総合栄養食』として販売が許されるのですから尋常ではありません。

ここで面白い記事をご紹介します。

引用:
高校生でも作れる総合栄養食
アメリカのある高校生が夏休みの課題の研究発表を行った。

それは、米国飼料検査官協会(AAFCO)が犬の栄養要求量の基準としている数値を満たす自家製ペットフードをつくるというものだった。

しかし、その中身とは履き古した革靴や廃油などを使った、まったく食用に適さないフード(?)だったのだ。

そこにはたしかに、AAFCOが規定するタンパク質や脂肪、繊維質、ビタミン、ミネラルなどの成分がきれいに配合されていたという。

ペットフードで健康になる『著・坂本徹也(光人社)』より。

どうでしょう?

食べることが出来ないのに、総合栄養食としての基準をクリアしてしまうのです。

これが日本であれば、「ペットフード公正取引協議会の分析試験の結果『総合栄養食』であると認められています。

安心して与えてください」と書かれて販売することが可能でしょう。(だれも買わないでしょうが)

なぜなら、実際に与えてみなくてもドッグフードに含まれる栄養分が基準値内であれば、そのドッグフードは正真正銘の『総合栄養食』として堂々と販売できるのですから恐いですね。

総合栄養食を食べて、栄養失調。

総合栄養食を食べて、栄養過多(偏り)




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1.『ペットフード産業』の闇 フードの衝撃事実!
2.『ペットフード産業』の闇 パッケージ表記
3.『ペットフード産業』の闇 総合栄養食を過信しない
4.『ペットフード産業』の闇 『無添加』のうそ
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