FDAが「アイムス」「ユーカヌバ」に警告書 発行 03/30 ( 2007/03/31 )
2007年3月29日 米国食品医薬品局(FDA)がアイムス(Iams)に警告書を発行していたことを発表。
米国食品医薬品局(Food and Drug Administration/FDA)は、大手ペットフードブランドIams Company(アイムス社)に対して発行した警告書を公表した。
米国食品医薬品局(FDA)は、添加物としての使用を認めていない物質が、Iams(アイムス)・Eukanuba(ユーカヌバ)の一部製品に含まれていることに対して警告書を発行。
早急に対象になっている物質をペットフードが排除することを促し、警告した。
今回、米国食品医薬品局(FDA)の警告対象となったペットフード含有物質は、グルコースの代謝を促す効果があるとされる"chromium tripicolinate(クロミウムトリピコリネイト(別名:ピコリン酸クロム))"。
1996年に低レベルのクロミウムトリピコリネイト(ピコリン酸クロム)のみ、豚のダイエット用サプリメントとして使用することが可能になっていた物質である。
ただ、その後も豚以外の犬や猫などその他動物への使用は認められておらず、ドッグフードやキャットフードへの添加物としての使用はできない。
このことに対してアイムスは、これまで数回にわたりクロミウムトリピコリネイトの使用に関して、安全性を示すデータを提出するなどドッグフード・キャットフードへの使用を要求してきた。
しかし、提出されたデータは犬や猫など他の動物へ使用した場合の安全性を確証するものではないことから動物用医薬品センターに認められることはなかった。
そういった背景の中、依然としてアイムスとユーカヌバの肥満傾向犬用・猫用に製造された「ベテリナリーダイエット減量用ペットフード」にクロミウムトリピコリネイト(ピコリン酸クロム)が含まれている事態を是正するために、今回の警告書発行に至った。
[ 対象ペットフード 一覧 ] Eukanuba(ユーカヌバ) ・Veterinary Diets Optimum Weight Control (ベテリナリーダイエット ウェイトコントロール・減量用) ・Canine dry, Optimum Weight Control (犬用ドライフード ウェイトコントロール・減量用) ・Feline dry, Restricted-Calorie (猫用ドライフード レストリクテッドカロリー) ・Canine dry and canned, and Restricted-Calorie (犬用ドライフード・缶フード レストリクテッドカロリー) ・Feline dry an canned (猫用ドライフード・缶フード)
「FDAのIams(アイムス)に対する警告書」原文
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