ペットフード リコール問題さらに拡大 新たな懸念が浮上2 ( 2007/05/04 )
▲メラミンは、化学肥料やプラスチック製造時に使われる物質で、その組成は窒素を多く含んでいることから、たんぱく質含有量を多く見せるために穀物食品に添加される可能性があるとFDAは見ている。 穀物たんぱく質のレベルは、通常たんぱく質の組成元素である窒素の含有量を調べることで表される。 1985年にも米国内の業者が小麦に尿素を混入し、たんぱく質含有量を多く見せかけて価格をつり上げた事件が摘発されている。 しかし、メラミンがどれほど害があるか、その毒性など詳しいことは良く分かっていないと専門家は指摘する。
中国産の食品に対して、消費者は不安を持っている。 これはアメリカも日本も同じことだ。 アメリカの事態を受けて、日本の当局はどう動くのだろうか。 厚生労働省は、ホームページで公開していますが、問題の中国のグルテン輸出業者からの輸入実績がないことを確認しています。
▲ペットフード汚染からチキン汚染へ、人の消費確認 FDA 米国のペットが相次いで死亡したペットフード汚染に端を発した食品汚染スキャンダルはさらに拡大、少なくとも250万羽の食用ニワトリが化学物質メラミンに汚染された飼料を与えられ、食用に出荷されていたと、米食品医薬品局FDAが発表した。 中国産の小麦グルテンから見つかった汚染物質メラミンはブタ用の飼料からも見つかっている。 しかし、汚染された鶏肉と豚肉を食品として食べたとしても、健康上のリスクはないとFDAは強調している。 しかし、予防措置として汚染飼料を食べたニワトリが見つかったインディアナ州に残る10万羽のニワトリを隔離して処分する方針。 なお、今回米国で見つかった汚染鶏肉と汚染豚肉が日本に輸出されたかどうか、まだわかっていない。 食べても影響ないといわれるものの…心配は尽きない。
▲ペットフードリコールで対象8ブランド拡大 中国産のライスプロテインが使用されたペットフード28製品。 [ アメリカンニュートリション社 リコール対象ブランド 一覧 ] ・Blue Buffalo(ブルーバッファロー) ・Canine Caviar(ケーナイン キャビア) ・Chicken Soup for the Pet Lover's Soul (こころのチキンスープ) ・Diamond(ダイヤモンド) ・Harmony Farms(ハーモニーファームズ) ・Kirkland Signature(カークランド シグネチャー) ・Mulligan Stew(マリガン シチュー) ・Natural Balance(ナチュラルバランス)
▲カナダでロイヤルカナンがペットフードリコール開始 Royal Caninロイヤルカン)は、処方食の一部ペットフードをリコール開始。 Royal Canin(ロイヤルカン)は、「ROYAL CANIN VETERINARY DIET(ロイヤルカナン ベテリナリーダイエット)」に含まれるライスグルテンから一般的にプールなどで塩素の安定化剤として使用される化学物質"cyanuric acid(シアヌル酸)"が検出されたことを発表した。 [ ロイヤルカナン リコール対象製品 ] ・ROYAL CANIN VETERINARY DIET CANINE EARLY CARDIAC EC ・ROYAL CANIN VETERINARY DIET CANINE SENSITIVITY RC (Rice and Catfish) ・ROYAL CANIN VETERINARY DIET CANINE SKIN SUPPORT SS ・ROYAL CANIN VETERINARY DIET FELINE HYPOALLERGENIC HP ・ROYAL CANIN VETERINARY DIET FELINE SENSITIVITY RD (Rice and Duck) フードの重要性と我々のフード選択に誤りがなかったことに確信を持ちました。 | |