どうしてペットショップで動物を買うのでしょう?2 ( 2006/10/18 ) あまりにも早く、生まれてわずかひと月ほどで母親から引き離され、ケージに入れられ、(例えば、九州から東京まで)飛行機で運ばれ、満員の競売場でものすごい騒音にさらされます。 例えば競り落とした店が福岡にあるとするともう一度飛行機に積まれ、今度はガラスケースに入れられて、じろじろ物色する客の視線にさらされます。 誰かに買われて新しい家に連れて行かれても、知らない人たちと環境に慣れなくてはならないのです。 ストレスから命を縮めるのも無理のないことでしょう。 免疫力を持たない子犬は数日のうちに発病します。 ぐったりして、食欲がなく、血のまじった下痢便をします。 心配した飼い主が病院に連れて行き、点滴や、ありとあらゆる治療が施されます。 助かることもあれば、駄目な場合もあります。 どちらにせよ、かかる費用はたいへんなもの。
死んでしまった場合、飼い主はペットショップに文句を言いに行くでしょう。 しかし、動物には家電製品のように保証書がないことに今更ながら気づくのです。 ふつう、店側は返金を拒否しますが、客が強く主張すれば、替わりの犬をくれることもあります。 最初の犬が何とか生き延びたとしても、身体的に虚弱で、生涯にわたって、精神的にも悪影響が残るものです。
人々がどうして素性の疑わしい子犬を手に入れるために喜んで大金も払うのか、とても信じられないことです。 母親を見ることも、ブリーダーに会うこともできず、子犬がどこで生まれたかさえわからず、予防接種済みの証明書も、遺伝的異常がないという獣医師の保証も健康証明書もありません。 誇らしげに手にしている血統書も偽物だったりするのです。 消費者が賢くならない限り、ブリーディング産業が今後も幅をきかせることに変わりないでしょう。
他の多くの国のペットショップは、今では犬猫を扱っていません。 買えるのはペット用の食品と日用品だけで、その他は、ウサギやハムスターのような小動物を売る場合もあります。
ペットショップの子犬は「パピーミル」や「工場」から来ており、この恐ろしい商売をやめさせるには、この種の店をボイコットする以外にないことを人々はよく知っているのです。 優秀な血統種がほしければ、信用の置けるブリーダーの所に行きます。 ペット用の犬がほしい場合は、シェルターを訪れます。 特定の犬種だけを扱うシェルターもあります。
残念ながら、外国にも悪徳ブリーダーはいます。 「パピーミル」を経営し、お粗末な血統の犬にも喜んで大金を払ってくれる客を相手にする輩です。 もはやその国にマーケットがないのですから、行き着く先はどこか?
おわかりでしょう?
しかし、こういった業者の廃業が犬の大量放置にならなければよいのですが........
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