| 甘咬みが激しいのですが ( 2006/10/18 ) 「甘咬みが激しいのですがどうすればいいのでしょうか?」
 「咬まれて手や腕が傷だらけです・・」
 
 仔犬があなたの家族の一員になったその日から、ほとんどの方が悩まされるのは「仔犬の甘咬み」です。
 
 犬は動くものを追ったり、じゃれたりすることが大好きです。
 あなたの手や腕は、犬にはなんとも魅力的なおもちゃに見えているかもしれません。
 アカチャンや小児の手や足はもっと魅力的でしょう。
 人が咬んで欲しくないと思っていることなんてつゆ知らず、「遊ぼうよ!」「こっち向いてよ!」とあなたとコミュニケーションしようとしているのかもしれません。
 
 仔犬が咬んでくれるということは、「人にかわいがってもらうためには、咬まずに人と接しなければならない」ということを教える絶好の機会です。
 咬んでくれなければ、それも教えられません。
 
 もしあなたの愛犬が、母犬のもと、兄弟たちと一緒にいたら、どんな生活を送っていたでしょうか?
 毎日、兄弟犬たちと転げ回って、疲れ果てるまで遊んでいるはずですね。
 そして「遊ぼうよ!」としつこく絡んだら「キャンキャン!」と兄弟たちは逃げて行ってしまうかもしれません。
 母犬に強く咬みついたら「ウゥ」と唸られて、寂しい思いをするかもしれません。
 このような体験を通じて、どうすれば群れの仲間たちと仲良くできるのか・・ということを学習するのです。
 
 「咬み付きの抑制!」は犬との関わりあいの中から
 
 母犬や他犬を強く咬んでしかられた経験をした愛犬はいますか?
 30日程度で親兄弟から引き離され、ずっと人と暮らし他の犬とは散歩のご挨拶やじゃれあいがはじまると抱っこ犬になっている子をよく見かけますがこの程度では体験できません。
 3歳・4歳の犬のオーナーが腕や顔に深い傷を負って相談にいらっしゃいます。
 「この子は今までいい子で咬んだことがなかったのに!!」よく聞くことばです。
 咬まない訓練をしても咬み付きのお勉強ができていなかったから怪我をさせてしまったのです。
 咬まない訓練をしても犬はびっくり咬みをしてしまいます。
 たまたま、そういうことがなかっただけのことだと思います。
 咬み付きの抑制ができていない犬は、いつモンスターになるのか.............
 人も子どものときには、けんかをして痛みや加減を覚えたり、いろいろな経験をしながら大きくなりますよね。それと同じなのです。
 
 「咬まない!」は人との関わりあいの中から
 
 家族の一員に迎えられたあなたの犬はどうでしょうか?
 きっとじゃれついたり、あなたやおもちゃを追いかけたりしながら毎日元気よく遊んでいることでしょう。
 そんな毎日の生活の中で、人とたくさんの関わり合いを持ちながら、どうすれば人とうまく生活していけるのか、どう振舞えば人にかわいがってもらえるのかを日々学習していくことになるのです。
 人も子どものときには、けんかをしたり、いじわるをしてみんなから遊んでもらえなくなったり、いろいろな経験をしながら大きくなりますよね。それと同じなのです。
 
 あなたの愛犬にもそんな経験をしてもらいましょう。
 
 そしてそのために必要なこと。それは決して特別なことではありません。
 
 「噛む馬はしまいまで噛む」というたとえはありますが「噛む犬はしまいまで噛む」というのはありませんよね。矯正には根気が必要だと思いますががんばってください!!
 〔人にかみつく癖のある馬は死ぬまでその癖が直らないの意〕悪い癖は容易に直らないというたとえ。
 
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