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Dog's health飼い主の責任
愛犬の健康に関しては、『知らなかった』では済まされないことが多すぎます。 しかし、『知る機会が無かった』というのも事実でしょう。 これからは、家族の一員として迎えた『命』を守るという意味で、健康管理に注意をして下さい。 健康管理まずそれが飼い主として最低限の責任だと思います。 今現在の愛犬が健康に見えていれば、そんな知識など必要ないと思っている方も多いでしょう。 自分の周りに苦しんでいる愛犬がいなければ分からないものです。 園長はついこの前まで元気だった子が、ある日突然体調を壊すのをたくさん見て来ています。 そして次の日から獣医さんへ通い詰めて、手術をしたり、薬漬けになってみたり、点滴を受け続けるといった日々を送り、苦しみながら亡くなる愛犬がいることを知っていて下さい。
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●どうしたら良い獣医師を見極められるでしょうか?
Healthどうしたら良い獣医師を見極められるでしょうか?
飼主は治療のほぼすべてを獣医の判断や治療行為に委ねます。
従って、獣医師選びは飼主の大事な仕事ですが、獣医師の技量を受診前に知ることは容易ではなく、受診した時の状況で判断する必要があります。
専門知識や治療技術の良し悪しは簡単に判断できません。
飼主への対応や動物の扱い方など、さまざまな所作から獣医師の技量を判断するしかありません。
いわゆるごく普通と思われた病院(獣医師)を受診した結果、とんでもない誤診やミスが起こる例が数多く見られます。
結果的にその病院は普通ではなかったということになります。
獣医師の経験、注意深さ、技術、総合判断など、そのどれかが欠けているのです。 腕の良い獣医師は、ミス(過失)の程度が予想される範囲内でとどまり、善後策の対応が素早くできます。
どうしたらその良い獣医師を見極められるでしょうか? ●病院の規模、外観、設備、宣伝文句は参考程度に。
清潔な院内、雰囲気が明るく親切に対応、明朗会計、などは、本来あって当然です。
一方、設備と装置が充実していても完全に使いこなされているとは限りません。
エコー、レントゲン、CTなどは機械性能ではなく、画像の判断能力と臨床への適用能力が重要です。
動物病院HPに掲載される診療ポリシーや体制は必ずしも実情と合致するとは限らないので、あくまでも一つの目安と考えるのが妥当です。
優秀で誠実な獣医師は、対応や説明が適切で信頼がおけます。
他方、雄弁でも肝心の要点をはぐらかそうとする獣医師は信頼できません。
犬との共生は私たちの暮らしに大きな幸せをもたらしてくれます。
犬仲間からの情報で腕の良い獣医に巡り会えばよいのですが、現実はそうではないことが多いようです。
飼主が正しい知識をもって判断されればよいのですが・・・・
散歩は、愛犬に関する情報交換の場になり、愛犬の健康管理や何処の獣医が親切に診てくれるとかいう情報を得ることもできます。
しかし、誤った情報が氾濫しているのも事実ですよね。
愛犬の健康のためにも信頼できるアドバイザーを確保してください。
●獣医師はどんな診察や治療をしてくれますか?
獣医師はどんな診察や治療をしてくれますか?
症状があればその原因を探すために、視診、触診、聴診、そして必要に応じて血液検査やレントゲン検査などを行うのが診断治療の原則です。
特に身体所見では体重、体温、呼吸心拍数などは重要な情報であり、省略すると重大な病気を見落とす危険性があります。
どのような病気であれ、基本的事項は毎回チェックしなければなりません。
良い獣医は、基本的な診察を確実に行い、勝手に省略はしません。
逆に基本をないがしろにする獣医師は注意力や判断力が希薄で、誤診の頻度は増加すると思います。 犬の腹痛と下痢に対し、触診も聴診もせずに、「悪い物でも食べたのだろう」「フードが悪い」と言って獣医師は胃薬を処方したりゴミ同様の処方食を処方し、それでも改善せず、他院を受診した結果、悪性リンパ腫と判明した事例があります。
愛犬の健康のためにも信頼できるアドバイザーを確保してください。
●飼主に対して治療方針を提示できていますか?
飼主に対して治療方針を提示できていますか?
インフォームドコンセントをしていますか?
獣医学は確固とした自然科学です。
経験だけでなく、診察所見と必要なデータに基づいて診断を下すことができる獣医師は、今後の治療方針を示すことができます。
そして、飼主に考えの根拠を提示できます。
病気を追求し救命しようとする意識があれば、原因がどこにあり、どうしたら病状を治せるか、そのためには何が必要か、その思考は自ずと発生します。
病態を理解できない時、無理矢理に診断をつけて飼い主を納得させる方法は飼い主の不信をあおるだけです。
また、症状を表面的に見て安易に判断したり、思いこみや根拠のない見こみ治療している獣医師は、とんでもない誤診やミスをします。
またそれを何回も繰り返します。
治療結果が良ければ途中に誤りがあっても許される、という考え方は臨床医として幼稚であり、飼主との信頼関係構築にはほど遠い考え方です。
愛犬の健康のためにも信頼できるアドバイザーを確保してください。
●獣医師は飼主を理解して対応していますか?
獣医師は飼主を理解して対応していますか?
獣医師は飼主の意識や価値観を把握して対応していますか?
飼主が求める医療内容は、飼主の意識によって違いがあります。
飼主の社会性や理解力などを承知した上で治療を進めていく必要があります。
治療指針を示す相手が飼主であるため、治療には飼主の意識を知ることも同様に重要なことです。
いわゆる相手を見誤った(過小評価した)場合に往々にして問題が発生します。
愛犬の健康のためにも信頼できるアドバイザーを確保してください。
●獣医師は自分の能力を分かっているのか?
獣医師は自分の能力を分かっているのか?
獣医師は自身の能力をわきまえた治療を行っているでしょうか?
治療行為は責任の持てる内容であるべきです。
能力がない状態で安請け合いしたりやみくもに突き進むことは無謀です。
過去に見たり聞いたりして何となく知っている治療とはいっても、実際に自分がやったことがなければ習得しているとは言えません。
また手術はできても術後管理ができなければ正しい手術とは言えません。
最終的に動物を治すためには、自己の能力を知り、できることとできないことの区別を認識すべきです。
愛犬の健康のためにも信頼できるアドバイザーを確保してください。
●提携・指定獣医で良いのか?
提携・指定獣医で良いのか?
生体販売をしているペットショップと提携している獣医さんは多く居ます。
ショップとの提携が汚い関係かも?
ショップにとって仔犬が伝染病だったと判明する事はビジネスの致命傷、 獣医が「麻酔に失敗して死なせた」のとおなじくらいの大問題となります。
そういった噂が広まっては、そのショップで仔犬を買う人が居なくなってしまうのです。
そして、そのショップが潰れると困るのは提携獣医だからです。
さらに、ショップから多くのお金を受け取っている病院もあります。
提携医はどうしても伝染病名を出すわけにはいかないのです。
もちろん良いショップ、良い提携獣医で成り立っている場合もありますが、悪徳な組み合わせも多く実在します。
本当に良い獣医を、皆さんは選んであげてくださいね。
指定動物病院を信用しないのが賢明かも?
愛犬の健康のためにも信頼できるアドバイザーを確保してください。
●野放しの極悪非道獣医師の例
野放しの極悪非道獣医師の例
高額な治療費を騙し取った上、治療をするどころか殺害してしまうという、他に類を見ない極悪非道の獣医、多摩センター動物病院鳥吉院長、の控訴審で控訴を25日棄却されたとのこと。
<経緯> 飼い主5人が「多摩センター動物病院」(東京都多摩市)の獣医師を相手に計1,180万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が3月22日、東京地裁でありました。
水野裁判長は、手術は不必要なもので動物への傷害として不法行為になると認定し虚偽の病状を告げて治療費を得たのは詐欺にあたるとし計320万円の支払いを命じた。
獣医師は「手術をしなければ死ぬ」と飼い主にうそを告げ、手術を実施。
また、ペットホテルで預かった犬からサナダムシが見つかったなどとうそをつき、治療費をだましとった。
高額な治療費を支払わせた上、「必要のない手術」と「すべき治療をしていない」ことによって死亡させ、後遺症を抱えさせているなど多数の被害を出している。
この動物病院のホームページには、この院長は獣医師として輝かしい経歴と腕前を持っているすばらしい内容が掲載されている。
民事裁判で有罪が確定したとなれば、重大な背反行為に該当し、獣医師の免許を剥奪できると判断されると思うのだが?
このような獣医はあなたの近くに潜在しているのでは?
治療用ということで、経皮毒性の高いプロピレングリコールを原料とした危険なコンディショナーや産業廃棄物といえるような物を原料とした処方食を出している獣医師は少なくないですよね。
「飼い主の責任」自覚を!!
「おかしいな」と思ったときに、いつでも相談できる、そして信頼できる「かかりつけの動物病院、獣医師や専門家」を確保してください。
私達は、愛犬や愛猫などの伴侶から「命を含めた全権委任状」を預かっているのです。
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1.1 2.●どうしたら良い獣医師を見極められるでしょうか? 3.●去勢・避妊は飼主として責任ある判断をしよう 4.●予防は治療に勝る 5.●なぜ狂犬病の予防注射が必要なのか? 6.●犬の追加ワクチン接種について 7.●どこまで知ってる?ノミ・ダニ 8.●フィラリアにかかったら誰が悪い? 9.●愛犬・猫もうんちの状態が元気のバロメーター! 10.●大切な愛犬は何でも食べる!? 11.●愛犬がこんな症状の場合は? 12.●ズーノーシス予防 13.●愛犬の食物アレルギー 14.●愛犬の皮膚や被毛が脂っぽい、べたついている。 15.●愛犬の皮膚炎・湿疹や脱毛!! 16.●Lucky供血のため出動!! 17.●雨の日は愛犬も運動不足……? 18.●春期の健康管理 19.●夏期の健康管理 20.●秋期の健康管理 21.●冬期の健康管理 22.●大切な愛犬のシニアライフ 23.●愛犬の肥満 24.園長 お薦めサイト(健康) 25.動物病院関連動画 多発するペットの医療トラブル 26.LEIちゃん 卵巣子宮摘出術 27.愛犬の咳 28.愛犬の咳?
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