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| | | Dog's health飼い主の責任
 愛犬の健康に関しては、『知らなかった』では済まされないことが多すぎます。
 しかし、『知る機会が無かった』というのも事実でしょう。
 これからは、家族の一員として迎えた『命』を守るという意味で、健康管理に注意をして下さい。
 健康管理まずそれが飼い主として最低限の責任だと思います。
 今現在の愛犬が健康に見えていれば、そんな知識など必要ないと思っている方も多いでしょう。
 自分の周りに苦しんでいる愛犬がいなければ分からないものです。
 園長はついこの前まで元気だった子が、ある日突然体調を壊すのをたくさん見て来ています。
 そして次の日から獣医さんへ通い詰めて、手術をしたり、薬漬けになってみたり、点滴を受け続けるといった日々を送り、苦しみながら亡くなる愛犬がいることを知っていて下さい。
 
 
 
 
 
 
 
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| | ●フィラリアにかかったら誰が悪い? 
   フィラリアにかかったら誰が悪い? 
 以下ある獣医の記事ですが
 
 フィラリアと言うのは、犬を飼っている以上、絶対に予防しておいた方がいい病気です。
 
 ところで、病院に来ている飼主さんの中には、予防をしていない人も、たまにいたりします。
 
 カルテは、なるだけ見直しては、抜けていたり遅れている予防などがないか、チェックするようにしています。
 
 ところで、抜けているのを見かけて説明したものの、みんながみんな、「じゃあ、お願いします」と、それも依頼して来るわけでもありません。
 
 中には、
 「今日はいいです。」と言う人もいれば、
 「それは私は結構です。」と言う人もいます。
 
 そんな時、どこまで説明して勧めるかは、なかなかに難しいところです。
 
 予防できる病気を予防しておかないと、それで病気になった時に飼主さんが後悔したり、不利益が及ぶ可能性がありますので、病気の怖さを説明して勧めるのは基本なのですが、それでも「いらない」と言われた時、飼い主さんの意思を無視して無理強いをする事も出来ません。
 
 「今日はいいです」と言われたときは、とりあえずはパンフレットだけ渡しておき、また考え直してもらうという事になります。
 
 一方で、「私はそれはしません。」ときっぱりと言われたときは、雰囲気次第では「そうですか」と言うしかない場合もあります。
 
 あくまで予防はすべきだと主張し、飼い主さんとケンカをすると言う選択肢もないではないですが、そうすると、飼い主さんはうちの病院にはきづらくなってしまいます。
 
 説明したけれども予防を断られた場合などは、カルテに、「フィラリアの予防はしないとのこと」などと、飼い主さんの意思で予防をしないことを選択した旨を記載しておきます。
 
 ところで思うのは、フィラリアの予防をしなかったとして、それでフィラリアにかかってしまい、犬が病気になり、飼い主さんが大変な治療をしなくなったとしたら、それは誰の責任になるのかという事です。
 
 常識的に考えれば、推奨をされたにもかかわらず、それを断り、予防をしないと言う選択肢をとった飼い主の責任、という事になるのだと思いますが、万一、まかり間違えてそれで訴えて来る人がいた場合、"裁判所はどういった判断を下すのか"という事です。
 
 以前も、人の医療で、腫瘍かなにかで主治医が治療を勧めたところ、患者が治療を断り、悪化して取り返しがつかない状態になってしまった、という症例があったそうです。
 
 その患者さんは、自分が手遅れになったのは、医師の説明不足があったからだと医師を訴え、裁判所は、医師に責任があると判断を下したそうです。
 
 医師は、きちんと説明したのに、選択肢をとったのは患者さんだと主張したそうですが、裁判所が言うには、患者が選択肢を選ぼうとしたとしても、それで悪くなりそうになる事が予測されたとしたら、さらに粘り強く、治療をする事を勧め、患者にとっての最善の結果につながるよう努力をする責任があった、ということだそうです。
 
 さらに深く話し合いをし、より強く治療を勧めたとして、それでも断られ、その上で訴えられたとしたら、医療者はどうすべきなのかと言うところですが、裁判所曰く、それでも、さらにさらに粘り強く説明し、より深く考え直すように、さらにさらに努力をする責任があるのだそうです。
 
 ※動物と飼い主さんの設定と描写には、修正を加えています。
 
 
 
 
 
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