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Dog's health飼い主の責任
愛犬の健康に関しては、『知らなかった』では済まされないことが多すぎます。 しかし、『知る機会が無かった』というのも事実でしょう。 これからは、家族の一員として迎えた『命』を守るという意味で、健康管理に注意をして下さい。 健康管理まずそれが飼い主として最低限の責任だと思います。 今現在の愛犬が健康に見えていれば、そんな知識など必要ないと思っている方も多いでしょう。 自分の周りに苦しんでいる愛犬がいなければ分からないものです。 園長はついこの前まで元気だった子が、ある日突然体調を壊すのをたくさん見て来ています。 そして次の日から獣医さんへ通い詰めて、手術をしたり、薬漬けになってみたり、点滴を受け続けるといった日々を送り、苦しみながら亡くなる愛犬がいることを知っていて下さい。
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●Lucky供血のため出動!!
血小板減少症のダックスに供血のため出動!!
「なんて素晴らしいLucky。偉かったぞ誇りだ。」
「犬・猫にも輸血したりするの?血液型があるの?」 という方が多いように思います。 供血が、拡がらない多くの理由は、「知らない」からだと思います。
獣医師から、供血の話なんて聞いたことがなく、獣医師に相談しても、 輸血を行わない、輸血に関心のない獣医師からは、情報提供されない?
知らないから供血に手をあげにくくなっているように思います。
供血が必要な患畜の飼主は、今まで何も知らなかったのに、具合が悪くなって、 いきなり、輸血が必要だから何頭分血を集めるようにということになります。
まして、室内飼いの猫飼いが集まることは、ほとんどありません。
また、積極的に犬仲間を作っている方は、ごく一部の方です。
でも、小型犬の飼主は、大型犬のおともだちが少ないかもしれません。
供血は、循環血液量の約1/3を損失すると、出血性ショックに陥る危険性が高くなるので、安全な採血限度量は、全循環量の1/4程度であると言われています。
犬は、体重1kgあたりの血液量は、約90mlです。
最大22ml/kgまでとなります。
実際の供血量は、供血する犬の健康状態や、輸血を必要としているドナーの必要量、各病院によって違います。
・麻布大学内でのドナー犬は、21日以上(できるだけ30日以上)の採血間隔で22ml/kgを最大量としているそうです。
飼主が、供血についての知識がなければ、不安で承諾しませんよね。
重い病気になる動物は、多くは老齢で、犬友も高年齢かもしれません。
犬の血液型は、犬赤血球抗原(DEA)による分類が国際的に広く知られています。
DEAは、今までに13の型系が知られています。
この中で、最も抗原性の高い型がDEA1型で、DEA1.2,DEA1.2,DEA1.3の3つのサブタイプが知られています。
最も重要なサプタイプは、DEA1.1で、抗原性が高く輸血時に問題になってきます。
イリノイ大学の資料によれば、供血万能犬としては、DEA1.1の他、DEA1.2および7についても、陰性であることが望ましいとあります。
犬種や地域によって犬の血液型の分布がありますが、日本ではDEA1.1陽性が、約40〜70%という報告があります。
DEA1.1陽性の血液をDEA1.1陰性の犬に輸血をしても、1回目の輸血では重篤な反応を起こすことは、めったにありません。
しかし、輸血が行われたことで、犬の体内にDEA1.1に対する抗体が産生されます。
この反応は臨床症状を示しませんが、次回、DEA1.1陽性血を輸血した際、溶血などの輸血反応を起こしてしまいます。
ですから、最初の輸血の前に、レシピエントとドナー犬両方に対し、DEA1.1の血液型を判定することが重要です。
長期に渡っての輸血が必要となる再生性貧血、非再生性貧血、血小板減少症、凝固因子欠乏状態による出血傾向、低蛋白血症などは
血液の交差適合試験を必ず行う必要があります。
ということで
いきなり、複頭数の血を集めるのは、無理に近く途方にくれてしまいます。
これは飼主の皆様にとって、明日は、わが身なのです。
多くの家庭犬・猫が、供血協力をすることで、必要な血液を保持することができることが一番なのではないでしょうか。
定期的に供血を行うことで、愛犬の健康検査となり、データが病院に蓄積され、自分の犬が輸血を必要とした時、恩恵を受けるような、そんな自然な流れができあがっていくべきなのだと思います。
今Luckyはドナー犬であっても何時レシピエントになるのか?
その時輸血必要量を確保できるのかと不安になる園長?
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