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Dog's discipline
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| 犬のしつけは怒らない。
犬のしつけは怒らない。
犬のしつけは怒らない。怒る理由がないし、その必要もない。
2010/1/17放送の、『鉄腕DASH SP』犬SP!ヤンチャ犬・おデブ犬を訓練!
この内容に則してしつけを再開された多くの飼主さんからご質問をいただきましたので園長なりに整理します。
ダンバー博士のドッグトレーニングこれはほんとに見事でした。
「重要なのは、相手の行動変容である」という認識が徹底してる。
どのトレーニングも重要なことは、3の項目。
ステップ1:問題行動をきちんとターゲッティングし、理解する
ステップ2:問題行動を弱化する要素を与える
ステップ3:望ましい行動を教え、強化する
例えば「おもちゃなど自分のものを取り上げられると噛む」ではどうだった?
ステップ1(理解):これは「自分のものを守る」という本能に基づく行動である。
ステップ2(弱化):同じものを与えて交換することから始め、手放すことを覚えさせるとともに自分のものに固執する習性を弱める。
ステップ3(強化):手放したらしっかりほめる。最終的には交換でなくても手放せるようにする。
ダンバー博士のトレーニング何が凄いって、この中に「問題行動を認識させ、反省させる」という項目がないこと。
行動変容に、反省は必要ない。それってすごいことですよね??
行動変容とは、習慣化された行動パターンを変えることを指します。
トレーニングにおいては、自らの行動のパターンや傾向について自覚を高め、目標達成や能力開発に向けて行動を変えていくことが重要な意味を持つ。
これはしつけの世界では常識なんでしょうか?
日本一のカリスマ訓練士や天才トレーナーのたった2秒で愛犬をおりこうさんにする方法とは違いますよね!!
確かに怒ってることのほとんどは「本人も悪いとはわかってる(でもできない)」ようなことばっかなんですよね。。
徹底して「快」「不快」のコントロールを行うことで、反省ではなく行動変容を促す。
これは、人間を相手にする際にも通じる非常に重要な視点だと思います。
「理解」つまり人間側を組み込んだのは、しつけには時間と根気が必要だからです。
番組では様々な問題行動が改善されるまでに、2〜3ヶ月かかっていました。
問題行動とは基本的には「本能の赴くままにほえる/かむ/飛びつくこと」で、しつけとは「本能的な行動を抑え、社会的な行動を身につけさせること」。
要するに「問題」と言ってるのは単に人間側の都合を押し付けてるに過ぎないと理解しておくと、「なんで止めないんだ!」と怒らずに済むように思います。
■ステップ0があった!
すでに出来上がっていて見えていなかった「ステップ0」が存在することに気づきました?
実は番組内でも1例だけ、「ステップ0」から始まるものがあったのです。
よければスクロールを止めて考えてみてください。
しつけ・指導に必要な「ステップ0」とは何か。
もったいぶっておいて答えは平凡なんですが。
ステップ0:信頼関係を築く
「信頼」というと言葉が強すぎるかもしれません。
そこまで大それたものじゃなくていい。
園長は「Goodを共有する」という表現をしていますが、
つまり「僕が喋ったらとりあえず言うことを聞いてよ。聞いたらきっといいことがあるからさ」ということをわからせておくことです。
番組でも「飼主の母親の言うことは聞くのに、子供の言うことは聞かない」という例が出ていました。
これは従来の考え方では「序列が母親>自分(犬)>子供になっている」と言われていましたが、この考え方は古いのだそうです。
これは単に、「子供の言うことを聞いたら楽しくなれる」という学習がないからなのだそうです。
番組では、子供と犬でボール遊びをして、「子供の言うことを聞くとボール遊びができる」ということを学習させることから始めてました。
ご褒美はおやつを与えるよりも遊びの方が有効なのは、(問題行動=本能)(おやつ=本能)という同じ種類の欲求なので打ち消し効果として弱く、
(問題行動=本能)(遊び、褒める=承認)というふうに種類が違う欲求だからのような気がします。
自分も胸に手をあてて考えてみると、「これを頑張ったらおいしいものが食べられる」みたいないわゆるご褒美ではあまり努力できない一方で、
「あの人が喜ぶかも/失望させたくない」みたいな気持ちがあるときは自発的に努力できる。
関係の築き方についてはいいはじめると終わらなくなるので....。
犬のしつけは「目標を立てて行動する」「これまでやらなかったことをやる/やっていたことを止める」ことですので、要するに行動変容だと再認識しました。
やってはいけない叱りかた
愛犬の叱りかた寝て、起きて、散歩して、遊んで…。
人と犬との生活はコミュニケーションの連続です。
人間同士と同じで、そのコミュニケーションがうまくいっていれば、信頼感も増し、お互いの「要求」にもっと応えたいと思うはず。
飼主も愛犬のことを考えて行動し、愛犬も「飼主が好きだから言うことをきく」関係なら、しつけもスムーズにいくはずです。 好きだから言うことをききたくなるそんな関係を愛犬とつくってください。
犬によってはこれらの叱りかたで非常に怖がる犬もいます。
怖がった犬は自分の身を守る為にしょうがなく飼主を咬むこともあります。
信頼関係を壊すような方法を飼主はわざわざ選ぶ必要はないでしょう。
● マズルをつかむ
犬にとって、鼻先や足先、しっぽなどの部分は敏感な場所です。
絶対に傷つけないと信頼している相手だから触らせるのです。
悲鳴をあげるまで握るなんて問題外。
● 前脚をもってひっくり返す
犬がお腹を見せるのは、確かに服従を表すポーズ。
でも、それは犬が自らお腹を見せた場合のことであって無理にそのようにしても服従するわけがありません。
誤解です。
人間が無理矢理そのポーズをさせても意味はありません。
●首を振る
首筋をつかむのは、叱るときではなく、仔犬を助ける時なのです。
巣穴が外敵に襲われそうになった時、親犬は仔犬の首筋をくわえて逃げます。
そのときのために、せっせと仔犬の体を舐め、親がくわえることが安全だということを伝えます。
●体罰は問題外
たまに「体罰も愛情を持って使えば大丈夫」なんて言葉を聞きます。
本当でしょうか?恐怖心が残るだけではないでしょうか?
人間の子供なら「あのとき叩かれたのは愛情からのことなんだ」と考えることもあるでしょう。
でも、犬はどうでしょう?
痛みや恐怖の中で、飼主から受けた罰から愛情をくみ取れるのでしょうか。
体罰は「百害あって一利なし」だと私は思います。
叱り方は、いろいろなところで紹介されている「オオカミに基づくリーダー論での叱り方」です。
犬はオオカミではありませんし、また、異種の動物である人間がオオカミと同じ叱り方をしたとしても意味はありません。
体罰も含めて、犬が恐怖を覚えたり、犬に危害が及ぶような行為からは、信頼感は生まれません。
絶対に体罰(殴る・蹴る)はしない『子供はなぐっても犬はなぐるな』これは犬の先進国フランスの言葉です。
また、犬の訓練に関する本には『罰は精神的な罰にとどめるべきだと』と強調されています。
しかし、犬が本気で噛もうとしたり、歯向かった場合は平手で横面を打ちます。
これは痛みを与える為ではなく、驚かせひるませる為です。
こうすることで犬は飼い主の偉大さを知ります。
犬が人間を認めるのは暴力ではなく力の大きさを見せつけられた時なのです。 (罰した後、犬が静まったら褒めてあげます。)
上手な叱りかた
愛犬と「共通の言葉」をつくりましょう。 では、「犬にわかるように何かを教えたい」ときにはどうすればいいのでしょうか。
犬に「向こうから車が近づいて危ないから待ちなさい」と言っても犬には理解ができません。
そこで有効になるのが「しつけ」です。
「躾」という言葉だけをみると堅苦しいイメージがありますが、犬に対する「しつけ」とは「犬の特性を利用して、生活に必要な人間のルールを教えること」です。
いわば「共通の言葉づくり」。
ですからどういった「ルール」が必要かは、家庭や住んでいる地域の環境で当然変化します。
ただ、「スワレ」「マテ」といった言葉を教えることはお互いの共通の言葉」を増やすことにもなりますし、いざというときに犬を危険から守るためにも役立ちますので教えておいた方がいいでしょう。
しつけ教室やパピー教室と当幼稚園の違いは、簡単なことでしたら周りの人にすぐ聞ける気楽な雰囲気だということです。
園内は、愛犬たちが駆け回っていますよ。
天気が悪い日や日没後の運動(散歩のかわり)にご利用いただいています。
飼主がお買い物・映画などのご用事の間の運動・お勉強に多くのおともだちがいらっしゃいます。
しつけ・訓練は、それらの教室で基本を教わり、教室へ通わないなら、本やネットでノウハウを入手して始めるのが一般的。
ついつい自宅にこもりがちになり、根を詰めがちですよね。
しかし当幼稚園なら茶飲み話でリラックスし、愛犬家のみなさんやスタッフと食事や健康の情報交換もされています。
お気軽にお立ち寄りください。
愛犬とのより楽しい生活のために、しつけ方の正しい知識を学びましょう。
犬幼稚園 Buddy Dogでは犬の飼い方・しつけ方・マナー、食事、犬の健康管理・メディカルに関するお話を随時、園長が行っています。
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