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Dog's discipline
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| 犬の行動学
犬の行動学
●舌でペロペロ
大好きな人や尊敬する人に対して、相手の口をペロペロとなめて親愛の情を表しています。
犬も飼主もリラックスしている時によく見られます。
遊びの途中や散歩中等、犬が興奮している時は少ないです。
●尻尾を振る
尻尾を強く振るほど、喜んでいます。
しかし、緊張、警戒して興奮していても尻尾を振ります。
尻尾をピンと立てて小刻みに振ったり、ゆっくり上げ下げする時は威嚇の意味があります。
●仰向けでゴロゴロ
仰向けに寝転がって顔や背中を地面にこすりつけます。
満足した時にします。
前足を上げる
●体の動きを止めて、前足をちょっとだけ上げる。
犬が興奮している自分を強く自制するためにする。
猟犬の性質を強く残す犬は、散歩中にする事がある。
●臭いをかぐ
不安な時に自分を落ち着かせるために、地面の臭いをかぐ。
●あくび
眠い時でなければ、飼主に対するサインです。
嫌がっています。
また、飼主をリラックスさせようとしています。
●体を振る
体を激しく振るのは、犬が嫌がる事を強いられた時に自分をしずめるサインです。
犬がこの行動をしたら、優しく言葉をかけて、我慢出来た事を誉めましょう。
興奮しすぎるのをしずめます。
●前足でタッチ
飼主の注意を引くためにします。
鼻や前足で飼主の体の一部に軽く触れてきます。
自分の要求を伝えたい時にします。
●首をかしげる
犬が元々持っている表現ではありません。
聞き慣れない物音を聞いた時や、飼主の命令が理解出来ない時にします。
また、このしぐさを見た飼主が喜ぶので覚えたのでしょう。
●お尻を噛む
飼主のお尻を軽く噛みます。
飼主の気を引きたい時、遊んで欲しい時、人間の食べているものを欲しい時にします。
●アゴを乗せる
他の犬の首の上にアゴを乗せます。
自分の優位を示します。
服従する側の犬は、余計な争いを避けるために、じっとしています。
●おじぎ
前足を伸ばし、お尻を上げておじぎします。
おじぎをした後に、左右にパッパと移動し、遊びに誘ってきます。
飼主だけでなく、犬相手にもします。
遊びに誘った相手が乗ってくれば、途端に走りだして追いかけっこを始めます。
●前足を交互に上げ後ずさりする
遊びに誘っています。
急に後ずさりをして、追いかけてくるよう遊びに誘っています。
●道路の臭いをかぐ
散歩中に他の犬に会った時、突然道路の臭いをかぎ始めます。
犬同士が余計は争いを避けるためのもので、相手に興味が無い事を表しています。
飼主は犬の間に入り、守る姿勢をとると、次第に他の犬に出会う事に慣れていきます。
●膝の上に前足を乗せる
座っている人間の膝の上に前足を乗せる。
遊びや食事を要求しています。
すぐに要求に応じないで、簡単な命令が出来たらご褒美として与えるようにしましょう。
不安を感じているグループの真ん中にいる時は、不安を感じている場合が多い。
優しく撫でたりして安心させてあげて下さい。
●手足をくわえる
リーダータイプの犬は、飼主の手足をくわえたままにする事があります。
●家族を守る
飼主と来客、他の犬との間に割って入る。
リーダーとして家族を守ろうとしています。
●基本姿勢
尻尾がたれて、口もとがゆるみ、耳は立っている。
緊張した時のように前方を向いていません。
●挨拶
体をくねらせて、お尻の匂いをかぎ合うのは、犬同士の挨拶です。
人間に対しても股間の匂いをかいだりしますが、犬は挨拶のつもりです。
●警戒
口もとをギュッとしめ、尻尾を水平に伸ばします。
耳を前に傾け、つま先立てて、遠くの方に注意を払っています。
●攻撃姿勢・自信家
自信家の犬は、尻尾を立てて、足を踏んばって立ち、相手をにらみつけます。
●攻撃姿勢・臆病
臆病な犬は、姿勢を低くして、尻尾を後ろ足の間にしまいます。
●服従
仰向けでお腹を見せます。
尻尾をお腹の方に引っ込めます。
視線はそっぽを向いています。
臆病な犬は、お腹を見せながら、おしっこをもらす事があります。
人間に対して頭を地面にすり寄せるようにしながらひっくり返り、おしっこをもらすのは、相当その人間を恐がっています。
そのままで唸るのは、脅えながらも服従したくないのです。
この場合はいつ飼主が噛まれてもおかしくないほど危険な状態です。
●相手を支配
他の犬の上に乗って腰を振る。
人間の足等を前足で抱え込んで腰を振るのは、マウンティングです。
他の犬や人間の周りをグルグル回るのは、マウンティングの前の段階での行動です。
●食器をなめ続ける
ご飯を食べ終えても、食器をなめ続けます。
いつまでも食器をなめているようであれば、食事の量が足りていません。
今までのフードをふやかしたり、カロリーの低く、量の多いフードにしてあげましょう。
●遊び食べ
食事をしても、フードを残したり、残したフードで遊びます。
食事の量が多く、食べきれていません。
今までの量から少しずつ減らして、様子をみましょう。
量が多いと、便もゆるくなりがちです。
●散歩中の匂い嗅ぎ
散歩中に道路や電信柱等の匂いを嗅ぎます。
匂いを嗅ぐ事で、自分の縄張を確立しようとしています。
散歩では、歩行コースだけでなく、匂い嗅ぎを許す区間も作ってあげましょう。
●就寝中に動く
犬が寝ている時に、体をピクピクさせたり、足をバタバタさせたり、唸ったりします。
この時は夢を見ていますが、ちょっとした事で起きてしまいます。
安心して眠られるよう、そっとしておいて下さい。度々起こされると、落ち着きのない性格になってしまいます。
●散歩中の拾い食い
散歩中に落ちているものを拾って食べてしまいます。
自分で食べ物を見つけて食べる楽しみがあります。
また、食事の量が足りていない場合もあります。
●室内での拾い食い
人間がこぼした物を食べたり、食べ物の匂いが残る物を食べたりします。
食事の量が少ない場合もありますが、食べ物以外を食べるようであれば、栄養が足りていない、寄生虫
・胃腸の病気、飼主の気を引くためにしているとも考えられます。
●鼻で飼主の顔を突き上げる
遊んでいる時、甘えている時にします。
感謝の挨拶としてする事もあります。
●高い所から見回す
高い所や見晴らしの良い所から、辺りを見回します。
リーダー意識の強い犬に見られます。
●嬉しい
歯をむき出して、しかめっ面をします。
嬉しい時や遊びに誘う時は、耳を倒して相手に服従を示しながら、この表情をします。
歯をむき出して反抗していると勘違いしないで下さい。
●人間の敵対関係
飼主が他の人と並んで歩くと、犬は飼主とこの人が友好関係であると思います。
反対に、お互いが向き合って話していると、敵対関係であると思い、攻撃を起こしかねません。
●だっこをねだる
後ろ足で立ち上がり、前足を飼主の腕にかける。
飼主がすぐに抱き上げてくれない時は、小さくジャンプする。
犬にとって、空中に持ち上げられるのは不安なので、信頼できる、リーダーと認める相手におねだりします。
●物を貯える
持って来た物を穴を掘って埋めておく。
余分な肉を貯えておく習性からきている。
●走るものを追う
獲物を獲る方法は、まず匂いで獲物を探し出し、走って追い詰めて最後に牙で倒していたので、目の前を走って通り過ぎるもの(人や車など)があると、追跡する本能が目覚めることがあります。
●回って伏せ
寝場所を掘るという祖先からの習性を受け継いだもので、土以外でも選んだ場所の匂いを嗅いで、爪を立てて前脚で掘ります。
少し掘るとぐるぐる回って伏せになり、想像上の穴に落ち着きます。
犬は暑さから逃れようと冷たい土を掘ることがよくあります。
掘って数回まわり、くぼみの冷たさを感じられるよう体を丸めてうずくまります。
●片足を上げてオシッコする
性的に成熟した雄犬に見られますが、去勢された雄犬にもこの行動は見られます。
また、性的に成熟した雌犬や不妊手術をした雌犬にも見られます。
尿の排泄と尿によるマーキングの区別はつけにくいが、マーキングは数ヶ所にわずかな尿をかけるのが普通です。
狼の群れでは、最も地位の高い雄と雌が尿のしるし付けを行うのが極めて一般的です。
全てではありませんが、片足を上げてオシッコする飼い犬は、縄張り意識や社会的支配力が強い傾向があります。
●骨を埋める
土やカーペットの中に食べ物、骨、おもちゃ、皮製のガムなどを埋めて隠しておく。
この行為は、大きな獲物を獲って大量の食べ物をむさぼっていた野生時代の名残であると考えられています。
思いがけない大物を他の動物に食べられないように食べ残しを隠しておいて、後で食べたのです。
飼い犬は飢えることはありませんが、食べきれなかった物や後で遊びたいおもちゃなどは隠しておく犬もいます。
●ドッグフードを床のあちこちに埋める
食べ物の好き嫌いの現われでもあります。
●マウンティング
一般に性行動と考えられていますが、それ以外の意味合いもあります。
興奮していたり、ふざけ、社会的支配心や転移行動(八つ当たりを含めます)の現れであったり、身体疾患の可能性もあります。
男性ホルモンの影響は生後6〜9ヶ月頃までの成長期までは、はっきりとしません。
幼い頃に去勢した仔犬でも最終的には雄特有の行動をするようになります。
成犬になってから去勢した雄犬では頻繁にマウンティング行為が見られます。
去勢前に交尾の経験がある場合は、他の犬に対してマウンティングを行う可能性が特に強くなる。
去勢していない犬と同様、去勢した犬も雌犬との交尾や射精をすることがありますが、これはあまり一般的ではありません。
自分の地位を誇示したり、他の犬と地位を争う場合はその犬の背に頭や足を置く。
そうした動作の後にマウンティングをしたり、しようと試みることが多いのですが、その場合は抵抗されたり、時には喧嘩や逃げられたりします。
犬が飼主にマウンティングをする場合、特に興奮している時は社会的支配を表現している場合がほとんどです。
荒っぽい遊びの最中にマウンティングに移行することがありますが、この行為に犬の性別は関係無く雌犬も他の犬や人間に対してマウンティングすることで、社会的支配、興奮、たわむれを表現することがあります。
執拗で過剰なマウンティングには衝動異常や尿管疾患などの身体的問題があるかもしれません。
●サイレンで遠吠え
サイレンの音に反応しているのではなく、音の高低に反応しています。
高い音が仲間の遠吠えに聞こえてしまうのです。
●雷が怖い
雷雨を怖がる犬は、そわそわして息を切らし、あちこち歩き回ります。
時には震えたり、夜中に飼主を起こしたりして慰めてもらおうとしたりします。
恐怖を強く感じる犬は、雷から逃げようとして狂わんばかりに暴れます。
家の中にいる犬は窓やドアを前脚で引っかいて外に出ようとします。
外にいる犬は網戸を破って家の中に入ろうとします。
犬が神経質になっている時に撫でたりすると、誉められていると勘違いするので、なだめることは止めましょう。
嵐の間は美味しいガムでも与えて、一ヶ所にじっとしているよう話します。
●強い恐怖
怖がったり不安を感じている犬は、逃げ出そうとしたり、服従を示す排尿をしたり、噛む場合もあります。
動物病院など恐怖感を起こすものが明らかな場合は特に、静かにしていたらご褒美をあげて気をそらし、ゆっくりと慣らしていくことができます。
お仕置き、叱責、厳格なトレーニングなどは、いずれにしろ良い方法ではありません。
怖がる犬に対して使うのは特に避けましょう。
●マーキング
雄犬は自分の縄張りを他の犬に伝えるために、尿をちょっとずつ引っ掛ける。
雌犬の場合は縄張りの主張はしないが、自分の発情を雄に知らせるためにします。
自分のためにマーキングして、安心して動ける範囲を確認するという意味もあります。
排泄後にしきりに後ろ足で砂をかけるような仕草もマーキングの一種で、犬の足の裏(肉球)には汗腺があり、そこから出る汗の臭いを引っかく動作で地面に擦り付けて自分の縄張りを誇示している。
雄犬は片足を上げて尿をするが、これにも意味があり、出来るだけ高い位置にかけることによって、散歩している犬の鼻の高さになる。
そうすると臭いを嗅いでもらいやすい上に、自分のした尿の上にまた他の犬の尿をかけられることが無いと考えている。
しつけ教室やパピー教室と当幼稚園の違いは、簡単なことでしたら周りの人にすぐ聞ける気楽な雰囲気だということです。
園内は、愛犬たちが駆け回っていますよ。
天気が悪い日や日没後の運動(散歩のかわり)にご利用いただいています。
飼主がお買い物・映画などのご用事の間の運動・お勉強に多くのおともだちがいらっしゃいます。
しつけ・訓練は、それらの教室で基本を教わり、教室へ通わないなら、本やネットでノウハウを入手して始めるのが一般的。
ついつい自宅にこもりがちになり、根を詰めがちですよね。
しかし当幼稚園なら茶飲み話でリラックスし、愛犬家のみなさんやスタッフと食事や健康の情報交換もされています。
お気軽にお立ち寄りください。
愛犬とのより楽しい生活のために、しつけ方の正しい知識を学びましょう。
犬幼稚園 Buddy Dogでは犬の飼い方・しつけ方・マナー、食事、犬の健康管理・メディカルに関するお話を随時、園長が行っています。
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